職場の人間関係に疲れたとき——合わない人がいるのは、あなたのせいではない

明日のことを考えると、日曜の夜から気が重くなる。 特定の誰かの顔が浮かんで、その人に言われた一言が、寝る前になって戻ってくる。

仕事そのものは嫌いじゃないのに、人のことでこんなに消耗している。 そんな夜に、ここへたどり着いてくださったのかもしれません。

疲れているのは、我慢が足りないからではありません

職場の人間関係がしんどいとき、多くの方がまず自分を疑います。

わたしの受け取り方が固いのかもしれない。 社会人なんだから、これくらい流せないといけないのかもしれない。 みんなうまくやっているのに、自分だけができていない気がする。

けれど、実際のところ、周りの人も同じように誰かとの相性に悩んでいることがほとんどです。ただ、それを口に出す場面がないだけです。

そしてもうひとつ。職場の関係は、自分で選べません。 友人なら、合わないと感じたら距離を置けます。相手を選べない場所で、毎日決まった時間を一緒に過ごし、しかも成果まで求められる。これは、想像以上に負荷の高い状況です。

疲れているのは、あなたが弱いからではなく、負荷の高い場所に毎日通っているからです。

鑑定師としての見立て

宿命鑑定では、生年月日から、その人が生まれ持った気質の型を見ていきます。 わたしが学んできた帝王学陰陽五行の見方では、人の宿命を三つの柱に分けて捉えます。日柱はその人自身の心、月柱は家系から受け継いだ流れと社会に出たときの面、年柱は仕事や友人との関わりに出やすい面です。職場での顔つきには、この年柱や月柱の面が強く出ることがあります。

家では穏やかな人が職場では厳しくなる。逆に、仕事では堂々としている人が、私生活ではまるで違う。 別の人格を演じているのではなく、場面によって前に出てくる面が違う、と見ることができます。

そして、ここがいちばんお伝えしたいところなのですが、宿命の型によって、仕事相手に求めるものが違います。

宿命鑑定では、仕事相手や友人に求める人物像、上司や親に求める人物像、部下や子どもに求める人物像を、それぞれ別のものとして見ていきます。同じ職場にいても、求めている中身が人によって違うのです。

たとえば、仕事相手にはまず正確さと段取りを求める型の人がいます。この型の人にとっては、期日と数字が揃っていることが誠実さの証です。 一方で、仕事相手には熱意や、一緒にやっている感覚を求める型の人もいます。この型の人にとっては、数字より先に、こちらを向いてくれているかどうかが大事になります。

この二人が組むと、片方は「冷たい人だ」と感じ、もう片方は「なぜ段取りを守らないのか」と感じる。 どちらも仕事に誠実なのに、誠実さの表し方が違うだけ、ということが起こります。

ですから、合わない人がいることは、あなたの人間性の欠陥ではありません。 求めるものが違う型どうしが同じ場所にいれば、摩擦は自然に生まれます。むしろ、すべての型の人とぴったり合う人というのは、まず存在しません。全員に好かれている人がいるとしたら、その人はどこかで無理をしているか、周りが気を遣ってくれているかのどちらかです。

それから、時期のことも少しだけ。 巡りには、外に向かって開いていく季節と、内側にこもって整える季節があります。内にこもる季節にいるときは、人と関わること自体が普段より重く感じられます。

去年は平気だった雑談が今年はしんどい、というようなことが起きるのは、相手が変わったからでも、あなたが偏屈になったからでもなく、季節が変わっただけかもしれません。そういう時期は、無理に輪の中心に行こうとせず、目の前の仕事に静かに向き合うほうが、消耗が少なくてすみます。

苦手な相手を、悪い人として片付けなくても大丈夫です。あの人はわたしとは違うものを大事にしている、というところまでで、ひとまず十分です。相手を裁かずに距離を測れるようになると、こちらの消耗がずいぶん減ります。

同じ生まれの人でも、環境や生き方によって歩む道は変わります。型は誰かを決めつけるための道具ではなく、こういう資質が備わっていたんだな、と眺めるためのものです。

明日を少し軽くする、小さな一歩

相手を変えることはできませんが、消耗の仕方は少し変えられます。今夜のうちにできることを置いておきます。

  • 苦手な相手が大事にしていそうなことを、ひとつだけ書き出す。段取りなのか、面子なのか、速さなのか。当てにいかなくて大丈夫です。仮説をひとつ持つだけで、身構えが少しゆるみます
  • その人と関わる用件を、一往復減らす工夫を考える。まとめて聞く、書面で残す。接触の回数そのものが疲れの量に直結します
  • 家に帰る途中で、仕事の話を終える場所を決める。この改札を出たら今日は終わり、と決めておくと、頭の切り替えの目印になります
  • 職場と関係のない人と、5分だけ話す。評価される場所の外にも自分がいる、と体で思い出すための時間です

ひとつもできない日があっても、まったく問題ありません。

おわりに

合わない人がいることは、あなたが至らないという意味ではありません。 違う型の人が同じ場所に集まっている、というだけのことです。

明日もまた行くのだとしたら、それはもう十分すごいことです。 今夜のところは、仕事から離れて、ゆっくり休んでください。

もし気持ちの落ち込みや体の不調が続いているようでしたら、専門の相談窓口や医療機関も頼ってくださいね。がんばりすぎる前に相談していい場所が、ちゃんとあります。

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